ユーロドル米金利低下とECB緩和観測後退で反発後1.10台前半の小動き
15日の東京市場でユーロドルは小動き。ほぼ二週間にわたるドル買いが一旦止んで、1.10台を回復し、小康状態となっています。東京時間18:30現在は1.1015レベルでの取引。昨晩ユーロドルはロンドン時間に直近の安値を更新し1.0989をつける場面もありましたが、米長期金利の低下とデギントスECB副総裁や、蘭仏中銀総裁等がこれ以上の金融緩和に対して否定的ととれる発言を相次いでしたことから反発。
東京時間には1.1020レベルで戻ってきました。
このところのユーロドル安は主としてドル要因によるものであったこともあり、米中関係に期待されたほどの進展がなかったことでドルがやや売り戻される動きとなっています。ただ、新規材料難の中で、基調には米景気先行きと米中貿易交渉進展への楽観があり、ドル高基調に今のところ変化はなさそうです。
テクニカルにも大きくは変わらず、ユーロドルは下げ止まりはしたものの引き続き一目均衡表の「雲」の中での動きです。
本日は終値ベースで日経、ハンセン等のアジア株式市場の指数がプラス圏で持ちこたえたこともあり、序盤の欧州株価指数先物は概ね上昇。
今晩この後は22:30に11月NY連銀製造業景況指数、10月小売売上高、10月輸入物価指数、23:15 10月鉱工業生産、24:00企業在庫と米国の重要指標の発表が多く、やや波乱含みです。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
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