米9月NY連銀製造業景況指数の予想
(今回発表予想)2019年9月13日14時現在予想
来週月曜日、NY連銀製造業景況指数が発表されます。
東京市場は休場ですが、FRB先行き景気懸念の1つである製造業部門の数値となります。
NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)黒より右は今回予想
8月のNY連銀製造業景況指数は予想を上回る数値となりましたが、チャートを見ると2017年10月をピークに下降トレンドを続けています。今回9月の予想平均も先月から微減しており、レンジでみても最大で5ですから、大きな改善を予想しているエコノミストがいません。
ここまで、2013年1月〜2014年8月(約1年7か月の上昇)、2014年8月〜2016年2月(約1年6ヶ月の下降)、2016年2月〜2017年10月(約1年8ヶ月の上昇)となっていて、約1年半前後でトレンドが変わっています。今回は丁度2年を経過していますので、不調の波が長くなっています。
ISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の移動平均線
(NY連銀製造業景況指数は9月予想値を加味した移動平均線)
チャートはISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線を比較しています。NY連銀指数がボラタイルなので移動平均にしています。月々若干の振れはありますが、ほぼ正の相関です。
ISM製造業指数(青のライン)は8月に好不況判断の50を割り大きく下落しています。発表数値はNY連銀指数が先行指数になっていますが、この先ISMの後追いになるのか、ISMが少し改善するのか解りませんが、トレンドとしての製造業の悪化は継続しています。今回はNY連銀のゼロ以下には注意が必要になります。
ユーロドル、ドル円の相場に関しては、ECB金融政策結果及び米国小売売上高をご参照願います。
(9月13日 15:00 1ドル=108円11銭、1ユーロ=1.1072ドル)
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