ユーロドル米長期金利低下につれ上昇後 欧州時間にかけ反落
週明けの東京市場でユーロドルは反落。序盤は1.11台半ばで取引されましたが、徐々に値を下げる展開となり、夕刻欧州勢参入後は下げ足を速め東京時間18:30現在は1.1120レベルでの取引です。
週末の海外市場ではパウエル議長のジャクソンホールでの基調講演に注目が集まりましたが、明確な手がかりは得られず、やや消化不良気味だったところに講演を挟んで中国と米国の関税報復合戦が激化。リスクオフと米長期金利低下の流れにユーロドルは21日移動平均線を上抜け1.1144で越週。
本日オセアニア時間には一時1.1164まで上昇する局面もありましたが、すぐに下落に転じています。とはいえ本日ドル円が乱高下したのに比し相対的には小動きで、また明確な材料もなかったことからドル円でのドルの売り買いにつられての動きだったように思えます。
ただ、夕刻発表された8月のドイツのIFO企業景況感指数は軒並み事前予想を下回っており、この時間のユーロドルの頭を重くしています。
テクニカルにはユーロドルは本日の下落で再び21日移動平均線(本日1.1137レベル)を下回ってきていますが、今回も各金融市場はトランプ大統領に振り回された感が強く、テクニカル分析が必ずしも有効な局面とは思えません。
結局のところ猫の目のように変わるリスクオンオフとそれに反応して動く米長期金利、株価を軸として、当面為替相場は不安定な動きとなりそうです。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの動き。今晩この後は21:30に米シカゴ連銀全米活動指数、耐久財受注、23:30にはダラス連銀製造業活動指数の発表があります。
ユーロドル日足
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
豪ドルWeekly 100円を挟んだもみ合い、CPIで早期の利下げ観測が強まる可能性も(24/11/22)
今週の豪ドルは、豪準備銀行(RBA)が公表した理事会要旨でタカ派姿勢が確認されたものの、買いは続かず、100円水準を挟んだ小動きの相場展開が続いた。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:山中 康司
2019.08.26
ユーロ週報 ユーロ円主導でユーロ安への回帰となるか(8月第4週)
リスクオフでの円買いがユーロ円ではユーロ売りとなり、ユーロドル自体はこれまで同様にもみあい、そして欧州材料からやや上値が重たくなりそう
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。