日経平均ドル円反転上昇(2016年5月12日)

本日の東京市場では昨日後場終了後に発表となったトヨタの決算での円高による営業益4割減のいわゆる「トヨタショック」を市場が消化できるか否かが注目されましたが、

日経平均ドル円反転上昇(2016年5月12日)

日経平均ドル円反転上昇

本日の東京市場では昨日後場終了後に発表となったトヨタの決算での円高による営業益4割減のいわゆる「トヨタショック」を市場が消化できるか否かが注目されましたが、どうやらうまく消化に成功した模様で終値は前日比67円高の16,646円となりました。
朝方は前日の米株の下落、ドル円でのドル買戻しの一服などから一時日経平均は200円超の下落を記録しました。しかし、前日比マイナス254円で寄り付いたトヨタ自動車株がその後はじりじりと値を上げ、最終的には81円安まで値を戻したことから、円高による業績悪化については現在の株価に折込済みとの見方が広がり、日経平均も反転した形です。
ドル円も朝方は下値押しが先行して108.23.をつけましたが、株価の反転に伴い持ち直し、15時過ぎに109円に達しています。

午前中からの参議院財政金融委員会の質疑に応えた黒田日銀総裁は「輸出を増加させるために円安政策を採ることは財務省としても国際的な合意の下では難しいのではないか」と答弁する局面がありましたが、特に言葉尻をとらえて円高に反応することもありませんでした。また、朝方27年度の経常収支、連休前の日銀政策決定会合の主な意見等の発表がありましたがこちらも材料とはなりませんでした。

結局ドル円は昨日のこの時間と似たような水準で戻ってきています。株価と共に意外に底堅い展開ですが、さらに一段の上昇にはやや力不足の感がありますが、今晩も方向感を探る動きとなるでしょう。ただ、本格的方向性が出てくるのは今週末の米小売売上高等の重要指標を確認してからでしょうか。

序盤の欧州株価指数先物は全般的に軟調推移、この後海外時間では20:00から英中銀の政策金利の発表がありますが、変更は予想されていません。また、21:30から米新規失業保険申請件数がリリースされます。

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