アメリカ5月貿易収支予想
(今回予想:2019年7月3日10:00現在)
4月までの推移と今回予想値(発表値は黄色の折れ線で、今回分は○印)
灰色の折れ線:モノの貿易収支、黄色の折れ線:財とサービスの収支(通常発表分)
青の棒グラフ:対中国、オレンジ:対日、
本日21時半に米国の5月貿易収支が発表されます。ここ数ヶ月間の赤字額は▼500億ドル前後で横這い傾向でしたが、5月予想値は▼540億ドルと約8%もの赤字増加になっています。但し、予想レンジ最下限でも▼549億ドルですので、多くのエコノミスト予想が▼530〜▼549億ドルに分布しています。
また、対中貿易収支(上図の青い矢印)が減少傾向を辿っていましたが、横這いから拡大傾向を示しています。因みに対中赤字に関し、2018年3Qの月平均が▼385億ドル、4Qは同▼385億ドル、2019年1Qは同▼305億ドル、2Qは4月のみ▼294億ドルになっています。
図は中国の5月までの貿易収支推移です。5月分は黒字が急増しています。これは、輸出が+1.1%(エコノミスト予想は前年同月比▼3.8%)、輸入が前年同月比▼8.5%になったため、結果は大きな黒字になっています。内容的には国内の需要が大きく落ち込んでいます。
明日はNY市場が独立記念日で休場のため、多くの経済指標の発表があります。主要な指標の予想値を入れています。
経済指標予想
ドル円は先週金曜日に108円20銭の抵抗線を越えてから上値トライしたものの、6月中旬高値からの抵抗線108円55銭に阻まれて反落し、その抵抗線は現在108円50銭に控え上値を抑え込んでいます。
一方で下値は日足サポート107円70銭を切っており、次いで直近底値からのサポートが107円50銭にあります。今日以降、ここを下回ると再度106円90銭〜107円のダブルボトム狙いになります。
NY勢は明日から4連休を取るディーラーも多いと見られ、持ち高調整が出易いので、ドルに対してネガティブな材料には反応し易くなりそうです。
(7月3日12:30、1ドル=107円61銭)
オーダー/ポジション状況
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