ドル円続落 米長期金利低下でG20開催中の水準を下回る(7/3午前)

3日午前の東京市場でドル円は一段安。

ドル円続落 米長期金利低下でG20開催中の水準を下回る(7/3午前)

ドル円続落 米長期金利低下でG20開催中の水準を下回る

3日午前の東京市場でドル円は一段安。朝方は107.90レベルで取引されましたが米長期金利が東京時間も低下を続け、10年もの米国債利回りが一時1.95%を割り込んだことでドル円もつれ安。一時107.53まで値を下げた後11:30現在は107.60レベルでの取引です。

午前中に発表された6月の中国のサービス業PMIは予想に届かず前月比も悪化、昨晩の米主要株価指数がプラス圏で終了しているにもかかわらず、中国・香港株が軟調に推移していることで、リスク回避ムードがやや高まっており、日経平均午前も145円安で終了しています。


午前中の下落でドル円はG20開催前の6/26の水準まで後戻りしており、米中貿易交渉継続への安堵感と今後への期待が急速に剥げ落ちた形です。テクニカルには21日移動平均線を再び割り込んで4月末来の下降トレンドに回帰した状況です。

今週は明日4日が米独立記念日で祝日、本日も株債券ともに米市場が半日取引の上、祝日明けの5日は雇用統計の発表日というやや特殊なカレンダー。
本来は雇用統計待ちで様子見となるタイミングですが、これから海外時間にかけて為替市場も次第に取引が薄くなることが予想される中、本日海外時間にはADP雇用統計、貿易収支、ISM非製造業指数等重要指標の発表が集中するため、低い流動性の下での思わぬ値動きには注意が必要です。

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ドル円日足

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