シカゴポジション(CME)179
主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年5月14日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
シカゴのNZドルポジションは、ショートを1,300枚減らして11,400枚にしました。若干とはいえ、ショートカバーしています。内訳はロング2,800枚増、ショート1,500枚増です。従いまして、4,300枚の総枚数増になっています。両建てでポジションを膨らませています。
下のチャートを見ると、ポジション減にも関わらず相場は下がり、黒のきつい下げの抵抗線はまだ維持されています。この抵抗線は0.66米ドル付近にあり、明日のポイントになっています。現在のスポットからはまだ十分上値余地があるので、NZドル弱い状態は変らずとなりそうです。
実際のNZドル米ドル相場は、日足ベースで依然として0.6420〜0.6570米ドルのNZドル安トレンドラインを形成しています。1週間で約40ピップスも下がっていますが、4月12日から開始しているので、既に1ヶ月以上のNZドル下落になっています。チャートの抵抗線が0.66米ドルでしたので、この手前の0.6570米ドルをこえる必要があります。ここを上回った場合はむしろ0.66米ドルは通過点になるかもしれません。一段上の抵抗線としては0.6650〜60、0.6670〜80米ドルにあります。一方でサポートは先週底値0.6510〜15、0.6490米ドルの順にサポートがあります。
(1NZドル=0.6536米ドル、5月20日14:30)
シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート
直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。
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