オーストラリアドル週報(2019年2月第2週)

ロウ豪州中銀総裁が「利上げ、利下げのどちらの可能性もある」と発言しました。

オーストラリアドル週報(2019年2月第2週)

豪ドル/円、反発余地を探る動き。短期は80円超えの越週で“やや強気”に変化。

2/8に発表された豪州中銀の四半期報告では、消費の伸びが低下するとの見通しで成長率が下方修正されましたが、為替市場の反応は限定的でした。これは6日の講演でロウ豪州中銀総裁が「利上げ、利下げのどちらの可能性もある」と発言し、既に為替市場は利下げの可能性に反応して豪ドルが急落しており、今回は材料視されなかったためと思われます。マーケットはむしろトランプ大統領がメキシコの壁に関する与野党合意案に署名し、政府機関の一部閉鎖が回避されたことや、米中貿易協議の進展への期待でドル全面高となり、ドル/円でも円売りの動きが強まったことから、豪ドル/円もこれに連れて小幅上昇しています。

チャートを見ると、日足は2/8に付けた77.44を直近安値として下値を切り上げていますが、個々の足が強いものではないことや2/6の大陰線が日足の形状を悪化させており、この大陰線の値幅(高値79.66)を上抜けて終えるか、80円台で越週しない限り、下値リスクがやや高い状態にあります。日足の上値抵抗は、79.40-50、79.90-00に、下値抵抗は78.40-50、78.00-10にあります。21日移動平均線は78.51に位置しており、若干上抜けていますが“ダマシ”となる可能性があります。また、120日、200日線は80.13と80.99に位置しており、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れにあります。

一方直近の週足は陰線引けとなり、下値リスクの高い形で終えています。また、80円超えトライにも失敗しており、上値余地が限られる可能性が高いと見られますが、下値も77.90-00にやや強い抵抗が出来ており、これを割り込んで越週しない限り、下値余地も拡がり難い形です。80円超えで越週出来れば下値リスクが軽減されて一段の上昇に繋がり易くなります。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は79.30-40、80.00-10に、下値抵抗は77.90-00、77.00-10にあります。77円割れで越週した場合は新たな下落リスクが点灯します。31週移動平均線は80.36に、62週線も82.18に位置しており、中期トレンドは“豪ドル弱気”の流れにあります。

豪ドル/円、反発余地を探る動き。短期は80円超えの越週で“やや強気”に変化。

豪ドル/円【週足】:(2/13現在31週移動平均線は80.36に、62週線は82.18にありこれらを下抜けて中期トレンドは豪ドル弱気の流れにある。)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る