シカゴポジション(CME)165
シカゴポジションは更新されましたが、まだ1月8日までとなっています。今週も相場展開だけとし、チャートだけ記載してチャート分析はなしとさせて頂きます。
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年1月8日現在の数値
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
NZドルも前回同様に164回で、
「…現在、急激なNZドル上昇ラインが0.6780〜0.6970レンジ内で形成されているので、当面はこの中での推移になります。サポートは0.6830〜40、0.6780にあり、後者切れて終わると、下押しが深くなり、0.6650〜60までの下値余地ができます。一方で上値は0.6930〜40、0.6970に抵抗線があり、一段高になれるかは0.7070越えが必要になります。」
としましたが、先週のレンジは0.6730〜0.6906米ドルとなり、急激なNZドル上昇のトレンドラインを下抜きました。
現在は新たな3角保合いが0.6650〜0.6930米ドルにできて収斂しており、下限を先に狙う位置にいます。もしここを維持できないと3角保合いの下限切れになるので、新たなトレンド形成になり0.6600、0.6520〜30米ドル付近までの下押しになります。
上値は0.6770〜80米ドルを越えてくれれば3角保合いの上限レンジを試せる流れに戻れます。
NZドルは同じオセアニア通貨である豪ドルの弱い流れに連れ、追い打ちかける様に7日の失業率が大幅に悪化したことで売られています。世界的な景気鈍化見通しの中で、欧州通貨に次いでオセアニア通貨が冷水を浴びているようです。
(1NZドル=0.6733米ドル、2月12日16時00分現在)
(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)、赤はサポートライン。水色は抵抗線になっています。
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