米国11月貿易収支予想(19/2/6)

本日、米国11月の貿易収支が発表されます。

米国11月貿易収支予想(19/2/6)

米国11月貿易収支予想

米国11月貿易収支予想

(今回発表予想)2月6日14時現在

米国11月貿易収支予想 2枚目の画像

過去の推移(発表予想値は黄色の折れ線)と今回予想(黒線右側)
○印は過去の11月、青の棒グラフ:対中国、オレンジ:対日、灰色の折れ線:モノの貿易収支

本日、米国11月の貿易収支が発表されます。
ここ1年間は米国の景気拡大を反映して、貿易収支の赤字拡大傾向(黄色の折れ線)が続いています。また、青の棒グラフを見ても、トランプ大統領が対中国に強い姿勢で臨んでいることが解ります。
昨年末から株価の大幅下落により、対FRBには利上げ牽制、対中国には融和姿勢に転換し、対中交渉決裂⇒株安の印象を薄め、貿易交渉が妥結しそうな気配が漂っています。しかしながら、これだけの赤字を解消するには余程の妥結内容を必要としますが、仮に3月1日までに部分妥結しても、半年後に再燃の火種は無くならないと思います。尚、知的財産権等の妥結は今回難しいと思われ、継続交渉辺りに妥協となりそうです。

今日の指標が予想を大きく上回る赤字を記録(予想上限レンジを越える赤字など)、あるいは対中国の赤字幅拡大になると、交渉期限までは最後の収支発表ですので、市場が材料視する可能性はあります。

相場は、大幅な赤字縮小になった場合、対円で110円30銭〜40銭と110円60銭〜70銭の抵抗線をこなしていけるか、あるいは明日以降のドル高継続には110円台乗せて東京に返すことが必要と思われます。一方で、大幅な赤字拡大になれば、今週ドルの下値を支えていた、109円30銭〜40銭、108円90銭〜109円サポートがポイントになりそうです。
(2月6日15:30、1ドル=109円77銭)

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