ニュージーランド第3・四半期失業率結果(18/11/7)

本日NZの第3四半期失業率が発表され、予想を大きく上回る改善となりました。

ニュージーランド第3・四半期失業率結果(18/11/7)

ニュージーランド2018年第3・四半期失業率結果

ニュージーランド2018年第3・四半期失業率結果

本日NZの第3四半期失業率が発表され、予想を大きく上回る改善となりました。失業率は2008年6月末期(3.8%)以来の低水準である3.9%(予想4.4%)です。過去最低は2007年リーマンショック前の3.3%となっています。就業者数は前月・前年比共に予想を大きく上回りました。同時に発表された全部門の賃金インフレ率は、前年同期比(2018,2Q)で+1.8%となり、前期2Q の+1.9%より下がっています。また労働参加率は71.1%となり、これも前期比より+0.2%改善しています。

NZドル/米ドルは発表前1NZドル=0.6670〜72米ドル付近で推移していましたが、発表直後に0.6735〜40米ドルまで急騰し、その後東京時間9時台に高値0.6766米ドル付近まで付け、持ち高調整売りが出ても0.6715米ドル付近までしか下がらず、現在は0.6760米ドル絡みで推移しています。

予想外の大幅改善にビックリしてのNZドル買いになっている模様です。
今週初は短期的なNZドル安トレンドラインを上抜いたことで戻り高トライになるとしましたが、今日の指標がその買いを補強した様です。
目先の上値抵抗線が0.6760〜70米ドルにあるので、越えるともう一段高狙いとなります。次は0.6800〜10、0.6840〜50米ドル方向の狙いになります。逆にこの抵抗線を維持されると0.6720〜30、0.6690〜0.67米ドルまでの下押しになります。明日NZ中銀の金融政策がありますので、中銀が今日の数値をどの様に判断するか注目されます。
また、シカゴポジションは大きなNZドルショートを抱えていますので、決算年末までに、どの様に処理するか興味がわきます。ここまでのポジション積み上げで、売り上がりが難しくなっていると思われます。
(11月7日13:20、1NZドル=0.6769米ドル)

ニュージーランド2018年第3・四半期失業率結果 2枚目の画像

失業率

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