豪州9月住宅建設許可件数結果

住宅建設許可件数は前月比でプラス、前年比は予想を下回るマイナス数値となりました。

豪州9月住宅建設許可件数結果

豪州9月住宅建設許可件数結果

豪州9月住宅建設許可件数結果

住宅建設許可件数は前月比でプラス、前年比は予想を下回るマイナス数値となりました。8月数値は当初の▼9.4%⇒▼8.1%と若干上方修正され、2ヶ月計では+4.6%ですので、予想を若干上回る程度に留まりました。下図みると、移動平均線は依然水面下で推移しています。

豪州9月住宅建設許可件数結果 2枚目の画像

2018年9月までの推移と3ヶ月移動平均(前月比ベース)(緑はゼロ)

今回、回復の主要因は、戸建て住宅は▼2.7%でしたが、戸建て住宅を除く民間住宅建設許可が+9.2%の回復を見せています。但し、前年比で見ると、戸建て住宅は▼7.5%、戸建て住宅除く民間住宅建設許可が▼21.9%と大きく下がっており、まだ回復の兆しは見えていません。

豪州9月住宅建設許可件数結果 3枚目の画像

また、図は豪州統計局作成の実数ベースのチャートです。黒の線(トレンドベース)が下落基調を辿っており、灰色の線(季節調整済数値)は黒のラインに絡むところまで戻しました。赤い線は2015年の高値から下落トレンドを示しています。また、水色のラインは2017年のボトムをベースにしていますが、今回はそのラインを割り込むかのような水準まで下がっています。

為替相場は発表前に0.7065米ドル付近で推移していましたが、発表後は高値0.7077米ドル付近までですので、ほとんど動いていません。まだ0.7040〜0.7150米ドルレンジ内で推移しています。このレンジ内の0.7085米ドル付近に抵抗線あるので、越えれば0.7150米ドル方向になりますが、力がなければ0.7040〜85米ドル内で小動きが続きそうです。
今週は明日(31日)に第3四半期消費者物価指数の発表を控えているので、今日は動き難いと思われます。(10月30日11:00、1豪ドル=0.7071米ドル)

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