オーストラリアの8月貿易収支結果
8月の豪州貿易収支が発表されました。結果はエコノミストの予想平均を上回る+16.04億豪ドルになりました。7月は前回の+15.51億⇒+15.48豪ドル、6月が+19.37⇒+21.19億豪ドルとなり、7月微減、6月は上方修正されました。この分を勘案すると8月は実質合計+17.83億豪ドルの黒字になりました。
また第2四半期は計38.41億豪ドル(月平均12.80億豪ドル)で、第3四半期は2ヶ月計31.52億豪ドルとなり、この傾向で推移すれば第3四半期GDPには好影響となります。
内容としては、7月と比べて8月は、
輸出入共に増加しての黒字額拡大で、豪州経済には良い内容となっています。
個別内容として、7月に比べ8月に大きく変化した項目は、
輸出(前月比+1.88億豪ドル)が農産品関連+1.34億豪ドル、金が+2.28億豪ドルで、非農産品関連が▼2.22億豪ドルとなっています。
一方、輸入(+1.29億豪ドル)は資本財が+5.69億豪ドル、サービス関連+0.83億豪ドル、中間財▼2.64億豪ドル、金が▼2.89億豪ドルとなっています。
チャートを見ると移動平均線は年初から右肩上がりが継続していることが解ります。
豪ドル/米ドルの相場は、ほぼ予想通りの数値と受け止め、米ドル全面高の流れに豪ドル買いに反応しませんでした。
昨日の住宅建設許可件数時点(1豪ドル=0.7180〜90米ドル)から、2つ目のサポート0.7090〜0.71米ドルまで豪ドルが売られており、ここを切るといよいよ0.7030〜0.7320米ドル(週初は0.7040〜0.7330米ドル)にある豪ドル安トレンドライン下限までトライできる余地が広がります。
現在はダブルボトムに止められています。2回目ですので、一度反発する可能性ありますが、豪ドル安の流れは変わっていません。
上値は0.7140、0.7180、0.7210〜20米ドルに抵抗線ありますが、最後を越えない限りはトレンドライン上限までの戻りが厳しい形になっています。
(10月4日11:22、1豪ドル=0.7093米ドル)
オーダー/ポジション状況
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