ユーロ一時1.17台を回復 弱めの米CPIで
13日海外時間にユーロは8/30来の1.70台を回復しました。
ECB理事会は予想通り政策変更は無く無風で通過、ドラギ総裁は記者会見でインフレ見通しについて楽観的な見方を示す一方で、海外からの需要の減退、新興国市場の不安定さ、貿易戦争からのダメージ等のリスクを指摘、緩和的な政策を維持する方針を再度強調しました。同日発表されたECBの9月の経済見通しでは今後3年間のインフレ見通しを1.7%で据え置く一方で2018年と2019年の経済成長見通しをそれぞれ0.1%引き下げて2.0%、1.8%としています。
ECBのスタンスがややハト派よりとはいえ概ね想定の範囲内であったのに対し、同時に発表された米消費者物価指数が前日の生産者物価指数に続き、事前予想の前年比+2.8%に対し+2.7%と弱めにでたことから、為替市場はユーロドルではドル売りに反応、一時1.1701まで上昇した後やや戻して1.16台後半で取引されています。
トルコ中銀の予想外の利上げにはユーロはほぼ反応しませんでした。
ユーロドル15分足
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