ドル円上昇、貿易摩擦懸念後退と米GDP期待
26日の海外市場でドル円は反発。東京時間終盤の安値110.59を底に反発し111円台を回復、
東京時間7:00現在は111.25レベルでの取引です。
注目されたECB理事会後の記者会見でドラギECB総裁は「インフレ見通しの不透明感は後退している」と述べる一方で少なくとも来年の夏の終わりまで利上げを行わない方針を示しました。
この発言を受けて対ドルでユーロは下落、円もユーロにつれ安となり、111円を回復。
加えて明日発表の4-6月期の米GDP速報値に関し強気の見方が多く、トランプ大統領も「中には+5.3%を予想している人もいる。私はそこまではないと思うが、素晴らしいものになると思う。」と発言、加えて「4%台なら幸せだ、3.8-9%でも悪くない」などと具体的な数字にも言及したことから、ドルに更に買いが集まりました。
米欧首脳会談を経て貿易摩擦への懸念が後退し、テーマは米経済のファンダメンタルズにシフト、今晩発表される予定の米GDP の市場予想は年率+4.2%と強気です。
一方でドル円はテクニカルには昨晩の反発でも未だ21日移動平均線(111.45レベル)を下回っており、下げ止まったものの上昇局面とは言えず、来週にかけGDP、FOMC、雇用統計と続く米経済イベントに注目が集まる中で、上昇軌道を回復できるか注目されます。
本日この後8:30からは7月の東京都区部消費者物価指数の発表があります。
オーダー/ポジション状況
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