12月NZ・PMI指数結果
本日(金曜日)早朝、NZの12月PMI指数(企業景況感指数)が発表されました。
12月数値は51.2となり、11月及びこれまでのトレンドから大きく下がる数値となりました。長期平均値53.4をも大きく下回り、2012年以来の最低値になっています。エコノミストは幾つかの要因を挙げており、新規受注の大きな落ち込みが最大要因の1つであり、将来の生産落ち込みへの圧力が掛かると指摘しています。そしてGDP見通しにも下方圧力が掛かっていくと分析しています。但し、この数値が差し迫った破滅への道に繋がるか否かの判断を下すにはまだ早いと結論付けています。
昨年9月に行われた総選挙で与野党拮抗となりTPP問題の行方に不安が生じており、この点が表れてきたとの様です。
(1)項目
(2)PMI指数の月別推移と3ヶ月移動平均(赤い線は長期平均値に置いています。)
PMI指数は50(黒い線)を基準に「良し・悪し」を示しています.
為替は発表前に0.7300〜05米ドル付近で推移していましたが、発表後は0.7285米ドルまで小幅安となり、現在は0.73米ドル台を回復し、戻しています。
先行き非常に悪い数値ですが、週末要因(金曜日)なのと、地合いはNZ高になっているので下がり難くなり、この数値の分析・判断に迷っている感じです。仮に現状水準でNZドルが横這っても、次回1月数値が悪いとNZドルは弱くなりそうです。
NZドル自体は0.72米ドルの強い抵抗線を抜き、0.73米ドルのクリアしかけており、次は0.7350〜60米ドルを狙える位置にいますが、来週以降はこの数値を消化していくと思われ、高値を付けた後に先行きの利上げ遠のき材料にされる可能性もあります。暫くはNZドルの押し目を拾っても回転効かした方がリスク少なくなりそうです。また。0.72米ドルを割れたら下値リスクが高まります。(1月19日14時30分、1NZドル=0.7314米ドル)
(以上)
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