A$シカゴポジション(2017年10月31日現在)

豪ドルはネットロングを5,600枚弱減らし、残高は約51,600枚となりましたが、依然としてロングの枚数は大きいままとなっています。

A$シカゴポジション(2017年10月31日現在)

A$シカゴポジション(2017年10月31日現在)

主要通貨ポジション(単位:枚)(2017年10月31日現在の数値)

主要通貨ポジション(単位:枚)(2017年10月31日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル

豪ドルはネットロングを5,600枚弱減らし、残高は約51,600枚となりましたが、依然としてロングの枚数は大きいままとなっています。NZドルは相場に合って素直な枚数を反映しているので、豪ドルは違和感が残ります。内訳はロングが400枚減、ショートが5,200枚増です。下図(1)を見てもロング積み上げ開始時のスポットが0.76米ドル付近で、現在のスポットとほぼ同じですので、コスト悪化のままポジション保有になっている可能性が高いと思います。

豪ドル/米ドル相場は、先週0.7625米ドル付近まで下落し、5月底値からのサポートである0.7620〜30米ドルまでトライし、その後0.7740米ドル付近まで反発するものの、現在0.7660米ドル付近で推移しています。0.7620米ドルサポート割れは一段安トライになり、0.7480〜90米ドル付近までの可能性が広がります。シカゴポジションを勘案すると豪ドル下落リスクは高いままです。上値は0.7760米ドルの抵抗線を回復することで、豪ドル安からの一時的脱却になります。更に横這い推移を回帰するには0.7810米ドル越えることが求められます。(1豪ドル=0.7656米ドル、11月06日13時30分現在)

A$シカゴポジション(2017年10月31日現在)

(ご参考)直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)、赤はサポートライン。緑は抵抗線になっています。黒は直近の抵抗線を示しています。

オーダー/ポジション状況

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