オーストラリアドル週報(2017年10月第三週)

10/19に発表された9月の豪失業率は5.5%、雇用者数は+19,800人といずれも市場予想より良い結果となりました。これを受けて為替市場は豪ドル買いが強まったものの

オーストラリアドル週報(2017年10月第三週)

豪ドル/円、短期は堅調。上値抵抗にぶつかる可能性も。中期は強気を維持。

10/19に発表された9月の豪失業率は5.5%、雇用者数は+19,800人といずれも市場予想より良い結果となりました。これを受けて為替市場は豪ドル買いが強まったものの、急伸には至っていません。国内景気は引き続き好調な雇用市場のもとで消費が堅調に推移しており、また、先進国の景況感に明るさが増す中で海外需要による輸出も増加傾向にあります。家計債務が高水準にあることは懸念材料ですが、足元では米国主導による世界景気の拡大基調が継続していることから、新たな地政学的リスクの発生によるリスク回避的な動きにより85円割れを見ない限り中期的な豪ドル高トレンドを維持するとみられます。

チャートを見ると、日足は10/10に付けた87.25を直近安値としてゆっくりと下値を切り上げる流れに入っています。またこの間に9/21に付けた90.30を起点として上値を切り下げて来た短期的なレジスタンスラインからも上抜けており、短期的には上値余地を探る動きが強まっています。一方で、週足、月足の形状が安定しておらず、下値リスクを残した形となっており、90円超えに値を戻さない限り、上値余地も広がり難い状態です。日足の上値抵抗は88.80-90、89.30-40に、下値抵抗は87.20-30、86.00-10にあります。

一方直近の週足は小陽線で引け、続落を食い止めています。87.00-20にあった週足の下値抵抗を守って反発に転じていますが、上昇余力に欠けるものであることから、89.30-40にある週足の上値抵抗を抜け切れない可能性に注意が必要です。90.50超えで越週しない限り、上値余地が限られる展開が予想されます。また、87.00割れで越週した場合は新たな下落リスクが点灯して85.00前後にある中期的な下値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。さらに85円割れで越週した場合は中期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。週足ベースで見た上値抵抗は88.80-90と89.30-40、90.30-40に、下値抵抗は87.40-50、85.60-70にあります。31週、62週移動平均線は85.75と84.13にあり、中期トレンドは豪ドル強気の流れを維持しています。

豪ドル/円、短期は堅調。上値抵抗にぶつかる可能性も。中期は強気を維持。

豪ドル/円【週足】:(10/18現在31週移動平均線は85.75に、62週線は84.13にあり中期トレンドは豪ドル強気の流れにある)

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