過去6年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き
豪州株価指数とNZ株価指数推移(2017年7月27日現在)
昨年9〜10月に始まった豪州株>NZ株の動きは、5月以降、豪州株<NZ株の流れに変わっています。NZ株対豪州株は上図の灰色のラインで示していますが、依然として2014年7月底値からのサポートラインを守っています。実際の数値で見ると、7月27日末現在で、6月末比NZ株は+1.33%(6月末は前月比+2.59%)に対し、豪州株は+1.11%(同▼0.06%)になっています。為替は豪ドル安NZドル高が続いていましたが、7月はほぼ同じ割合の株価プラスですので、豪ドルの買い戻しが入った様です。しかしながら、下図見ると緑と赤のライン間で収斂を続けており、かなり極限まで来ています。近々レンジ抜けてもおかしくない状況です。
(注:上図は豪ドル/NZドル為替推移(青)と2国間株価指数比(オレンジ:上図灰色の逆数すなわち「豪州株÷NZ株」で表したもので、上方が豪州株高、下方がNZ株高、為替対比のトレンド見るために逆数としました。)
景況感では豪州>NZの感じですが、両国共際立つインフレになっている訳でもなく、中銀の通貨高懸念も同じ、シカゴポジションもオセアニア通貨ロングが大きくなっています。このポジション解消後に差が出てくるかもしれません。
その為替ですが、現在は1.45〜1.0820NZドルの3角保合いの収斂にいます。この中間の1.0590〜1.0620ゾーンの分岐点があります。このライン割れば3角保合いの下限狙い、このライン越えれば、上限狙いになります。但し、1.0320〜50NZドルは歴史的なNZドル高豪ドル安水準にある(大底は2015年の1.0010〜20NZドル)ので、
3角保合い下限は守られると見ています。暫く1.0590〜1.0820NZドルレンジで推移し、下限切っても1.045NZドルがサポートされそうです。(7月28日14:00現在、1豪ドル=1.0656NZドル)(前回は6月28日掲載)
オーダー/ポジション状況
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