ニュージーランドドル週報(2017年7月第四週)

NZ経済も世界経済とともに拡大基調にあり、景況感は引き続き良好です。

ニュージーランドドル週報(2017年7月第四週)

NZ/円、短・中期トレンドはNZ強気。83〜84円台は長期的な上値抵抗ポイント。

NZ経済も世界経済とともに拡大基調にあり、景況感は引き続き良好です。為替相場も対米ドル、対円で下値を切り上げる流れを維持していますが、一方で、対米ドルでの0.75台、対円での83〜84円台には中期的に見た強い上値抵抗があり、このポイントは一旦上抜けても押し戻される可能性も高いと見られます。

チャートを見ると、日足は5/18に付けた76.27を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しており、この日足のサポートは82.10-20に位置していますが、82円割れで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。この場合は81.00-10近辺にある一段と強い抵抗をトライする動きが強まり易くなりますが、これも下抜けた場合は、短期トレンドが変化して79〜80円方向への一段の下落リスクに注意が必要となります。現状は83円台乗せを見て上値余地が更に拡がっていますが、84円台には一段と強い抵抗が控えており、ここからは上下動を繰り返しながらの上値トライとなりそうです。日足の上値抵抗は83.80-90、84.50-60に、下値抵抗は83.00±10銭、82.10-20にあります。21日、120日、200日移動平均線は82.59、79.50、79.63にあり、短期トレンドは強い状態にありますが、82円割れで終えた場合は短期トレンドの変化に要注意。

一方週足を見ると、2週連続して寄せ線に近い形の足で終え、上下の抵抗を攻めきれずに週初の寄り付き水準に値を戻しています。一方で、下値を切り上げる流れには変化がみとめられず、2手の寄せ線で一呼吸置いた形となっています。今週は再び上値追いの動きが強まっており、短期トレンドは非常に強い状態を維持していますが、82円割れで下値リスクが点灯、81.50割れで越週した場合は、短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。週足の上値抵抗は83.80-90、84.90-00に、下値抵抗は82.90-00、82.00-10にあります。31週、62週移動平均線は80.07と77.70に位置しており、現状はこれらをしっかり上抜けて中期トレンドはNZ強気の流れにあります。

NZ/円、短・中期トレンドはNZ強気。83〜84円台は長期的な上値抵抗ポイント。

NZ/円【週足】:(7/26現在31週移動平均線は80.07に、62週線も77.70に位置しており両者を上抜けて中期トレンドはNZ強気を維持)

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