オーストラリア 5月失業率予想
(6月14日15時現在)
(1) 就業者数…4月は予想を上回り、最近では高い状態を維持しています。5月予想は1万人増で減速しますが、巡航速度に戻った程度になっています。(黒い線はゼロ)
(2) 失業率…昨年末からの悪化傾向からは歯止め掛かっていますが、依然として黒い線の5.6%は壁になっています。
明15日に発表される豪失業率関連指数のうち、就業者自体は拡大トレンドになっています。これはフルタイムの雇用が拡大しているので、パートタイム希望者がフルタイム希望に変わり、拡大しています。先月はその傾向が一度止まった感じです。これが一過性なのか、再度拡大するのかを今回注目しています。また、豪州は実質賃金の伸びが予想以上に低いために消費が拡大していません。そのためフルタイム雇用の拡大は必須と思われます。
豪ドル/米ドルは、オセアニア通貨が全般的に売られ過ぎ解消の買いが出ており、現在の豪ドルは0.7550〜60米ドルにある抵抗線に止まり、次の材料待ちになっています。ここを越えると0.7610米ドルが次の抵抗線となります。当面の勢いではこの抵抗線を試せる形になっていますが、逆に0.7480〜90米ドルのサポートを切れると、豪ドルの戻り高トライも限定されます。(1豪ドル=0.7558米ドル、6月14日15時40分現在)
オーダー/ポジション状況
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