豪州1月失業率結果
1月豪州失業率は以下の通りとなり、就業者数、失業率共に予想を上回りましたが、内容的にフルタイムが雇用者減となりました。発表後の豪ドル対米ドルは、持ち高調整の豪州ドル売りがでましたが、小幅レンジに収まっています。
1月豪州雇用統計結果
さて就業者数からみていくと、
1月の就業者数は12月より13,500人増加しましたが、内数では、フルタイム雇用者が44,800人減少し、パートタイムが58,300人増加し、内容的にはあまり芳しくないものとなっています。尚、昨年1月以降ではフルタイムが56,100人減少、パートタイムが159,400人増で、昨年は年末にかけてフルタイム就業者が増加していましたが、年間では減少となりました。
また失業者の分析は
失業者は減少しました。ここ数か月は失業者数の減少が続き、さすがにフルタイムへの就業希望者も減少しました。また、失業率は改善(5.8%→5.7%)しました。
労働参加率は▼0.1%となり64.6%、月間全労働時間は1,020万時間増加し16億8270万時間となりました。前回よりも増加しています。総可処分所得は増加していることになります。
(注)2017年3月に季節調整済数値の見直しがあり、4月にマイナー調整ありと統計局が記しています。
豪ドル/米ドルは発表前に0.7720米ドル付近で推移していましたが、発表後は好数値に瞬間0.7732米ドルまで上昇しましたが、内容があまり芳しくないとの見方に0.7710〜15米ドルまで反落しています。但し、0.7700米ドルにあった抵抗線を上抜いており、次の上値抵抗線0.7740〜50米ドル、更に0.7770〜80米ドルを狙える位置にいます。下値は0.7690〜0.77米ドルにサポートあり、ここを維持している限りはまだ豪ドル高の流れの中にいます。
シカゴポジションの総枚数が積み上がり始め、一度ショートの枚数を切らされて上昇した場合はロングの手仕舞いが出易くなりますので、ここからの新規ポジションは細かいディールに留めた方が良さそうです。下値は0.7690米ドル割れると、0.7610〜20米ドルが次のサポートになっています。(1豪ドル=0.7718米ドル、2月16日10時50分現在)
オーダー/ポジション状況
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