ユーロ円 下げ渋り。トレンドは弱気。159円割れの越週で一段のユーロ下落へ(24/11/28)

チャートを見ると、直近の日足は陰線引けとなり、上値を切り下げています。

ユーロ円 下げ渋り。トレンドは弱気。159円割れの越週で一段のユーロ下落へ(24/11/28)

下げ渋り。トレンドは弱気。159円割れの越週で一段のユーロ下落へ

昨日の海外市場では、米7-9月期GDP改定値が2.8%に低下しましたが(市場予想通り)、個人消費も下方修正されたこと、同期のPCE価格指数も低下したことから長期金利が低下してドル/円を中心にドル全面安の展開となりました。またユーロについてはECBシュナーベル理事が今後の利下げに慎重になる必要があると述べたことから対ドルで反発に転じ、ユーロ/円も159円台前半から160円台乗せを見ました。しかし、
28日が感謝祭でNY市場休場となることから、ポジション整理の円買いの動きが継続し、ユーロ/円も再び
159円台前半まで反落後、159円台後半に小反発して引けています。

下げ渋り。トレンドは弱気。159円割れの越週で一段のユーロ下落へ

チャートを見ると、直近の日足は陰線引けとなり、上値を切り下げています。短期トレンドは弱い状態にあり、下値余地を探る動きが継続すると見られますが、ユーロが対ドルで下げ渋りの傾向を示していることや、159.30-40に強い下値抵抗が出来ていることから、159円を割り込んで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態です。159円割れで終えた場合は、157.50〜158.50ゾーンにある強い抵抗をトライする動きへ。157.50以下で終えた場合は、新たな下げトレンド入りの可能性が高くなり、155円台にある強い下値抵抗を切り崩しつつ150円方向への一段のユーロ下落に繋がり易くなります。逆に162円台に実体を戻して終えれば日足の形状が改善して下値リスクが若干後退します。この場合でも164.30-40の抵抗を上抜けて終えるまでは上値を切り下げる流れから上抜けることが出来ず、下値リスクを残します。
上値抵抗は160.00-10,160.30-40,160.80-90,161.30-40に、下値抵抗は159.30-40,158.80-90,158.00±10銭、157.50-60にあります。

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