市場閑散、ドル円、日経平均反落(2016年12月21日)

本日の東京市場では午前中は日経平均、ドル円ともに上昇し、ドル円は一時118円台を回復して始まりましたが、

市場閑散、ドル円、日経平均反落(2016年12月21日)

市場閑散、ドル円、日経平均反落

ドル買い、株買い続かず。内閣府は景気認識を上方修正。

本日の東京市場では午前中は日経平均、ドル円ともに上昇し、ドル円は一時118円台を回復して始まりましたが、続かず。
その後は材料難の中、米長期金利が伸び悩んだこと等から利益確定売りに押されてずるずると下落、一時117円台前半まで下押ししました。
これを受けて後場になって日経平均も後場に急落、その後はやや持ち直したものの前日終値を割り込んで終了。日経平均の終値は前日比50円安の19,444円でした。

本日内閣府が発表した、12月の月例経済報告で景気認識の基調判断を1年9ヶ月ぶりに上方修正しました。また、個人消費、輸出についても前月と比べ表現を回復方向に修正しています。また、午後に経済産業省が発表しうた10月の全産業活動指数も前月比+0.2%と事前予想の+0.1%を上回りました。
海外経済の回復による外的要因が主体とはいえ、昨日の日銀景気判断に続き日本経済の復調が次第に鮮明になってきています。

クリスマスに向けて更なるテロ発生リスク高まる、想定外の動きに注意

今晩は米国で21:00にMBA住宅ローン申請件数、24:00中古住宅販売件数、24:30週間原油在庫の発表があります。序盤の欧州株価指数先物は弱含み。

週末にかけてますます市場が閑散としてくる中、ドル円も株も上値を追う勢いが鈍っています。為替市場の流動性が一年で最も低下する時期でもあり、また、今年は12月に入り各地でテロが発生、クリスマスにかけて例年以上にさらなるテロの発生リスクが高まってもいますので、薄い市場での思わぬ値動きには十分な注意が必要です。

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