NZの11月貿易収支予想
(今回発表予想)12月20日13時30分現在
(1) NZの貿易収支推移(青)と3ヶ月移動平均線(オレンジ)…10月は前月より改善しました。例年の8月・9月赤字ボトムを踏襲した形になっています。11月予想も赤字幅縮小予想になっています。(黒線:収支ゼロ)
(2) NZ貿易収支と為替推移…今回予想値(黒い線の右部分)を加味しています。
(上図の貿易収支にNZD/USDの為替を重ねたもの:オレンジ色の折れ線の上方向はNZドル高、下は米ドル高、為替は当該指数発表11月の月末終値を入れています。)
チャート(2)を見ると、ある程度は貿易収支と為替(NZドル/米ドル)の動きが相関しています。今年6月以降はかなり相関から外れた動きを示していましたが、両者が接近しています。為替は12月以降もNZ安で推移しているので、相関があれば赤字幅縮小も今月位までと限定されてしまいます。逆に、貿易収支の改善が続くと仮定すれば、NZドル安は底打ちになる可能性もでてきます。但し、現状の米ドル全面高の中で、NZドルだけ逆行高にはならないと思われます。
尚、11月貿易収支内訳の予想は輸出40.0億NZドル(10月39.0億NZドル)、輸入45.0億NZドル(同47.4億NZドル)で若干の輸出増、輸入減で赤字幅減少予想になっています。
さてNZドル/米ドルは現在0.6930米ドル付近で推移しています。ここはNZドル安の中でマイナーサポートになっています。流れとしては0.6880米ドル、0.6690〜0.6700米ドルの2つのサポートが強くなっています。前者までなのか、後者までトライするかは、今回の米ドル全面高の勢い次第と思われます。仮に後者をトライするにしてもクリスマス明けの新年度からと思われます。(1NZドル=0.6930米ドル、12月20日14時00分現在)
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