“ユーロ強気”。上値トライの動きが継続
昨日の海外市場では、前日のボウマンFRB理事が暫くは政策金利の据え置きが必要との見解を示したこともあって、アメリカは利下げを急がないとの見方が拡がり、ドル全面高の展開となりました。
神田財務官の円安けん制発言が見られたものの大勢に影響なく円独歩安の流れは変わらず、ユーロ/円は1999年のユーロ発足以来の高値となる171円80銭を付け、そのまま高値圏で引けました。
チャートを見ると、直近の日足は前日の小陰線を切り返して高値圏で引ける陽線引けとなりました。ユーロが対ドルで弱気の流れにあるため、急伸には繋がっていないものの、下値を着実に切り上げており、短期トレンドは強い状態を維持しています。
但し、169.30以下で終えた場合は4/29の大陰線の実体内に入り込んだ形となり、下値リスクがやや高くなります。この場合でも昨年12月に付けた153.23を基点として下値を切り上げて来たサポートラインが167.70-80に位置しており、これを下抜けて終えない限り、短期トレンドは変化しません。
上値抵抗は171.90-00,172.30-40,173.10-20に、下値抵抗は171.30-40,171.00-10,170.70-80,170.30-40にあります。
ユーロ円日足
オーダー/ポジション状況
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