上値の重い展開、トレンドは強気を維持
昨日の海外市場では米1−3月期GDPが1.3%に下方修正され、市場予想通りであったものの、個人消費が2.5%から2.0%へ下方修正されたことや、ウィリアムズNY連銀総裁が「金融政策が景気抑制的であり、われわれの目標達成を助けている十分な証拠が得られた」との見解を示したことなどから、長期金利が低下し、対円中心にドル売りが優勢となり、ユーロ/円は小幅続落しました。
チャートを見ると、直近の日足は実体が小さく下ヒゲのやや長い陰線引けとなり、2手連続して陰線で終えました。直近の陰線の下ヒゲがやや長く、下値トライに失敗した形となったことから、反発に転ずる可能性を残して終えましたが、5/3に付けた164.02を直近安値とする短期的なサポートラインからは外れた位置で終えており、日足の形状が悪化し始めています。反発に転じても170円台に散在する上値抵抗を上抜けきれない可能性も高く、続落の可能性により警戒が必要です。現状は日足の横サポートである169.30-40の抵抗を実体ベースで守っていますが、これを割り込んで終えた場合は、下値抵抗を守り切れなかった反動で下値余地がもう一段拡がり易くなります。上値抵抗は170.20-30,170.70-80,171.10-20に、下値抵抗は169.30-40,169.00-10,168.50-60にあります。全て下抜けて終えた場合は“ニュートラルから若干弱気”に変化します。168円を割り込んで終えた場合は168.49に位置する21日移動平均線も下抜けて短期トレンドが“弱気”に変化します。
ユーロ円日足
オーダー/ポジション状況
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