上値トライの可能性を残した状態
昨日の海外市場でラガルドECB総裁が労働賃金の上昇がこれまで以上に重要なインフレ要因となっているとし、利下げを急がないよう警告したことから、ユーロが対ドルで買われましたが、米小売売上高が予想比悪かったことから米10年債利回りが低下し、対円でドルが売られ、ユーロ/円は小幅軟化して終えています。
日足を見ると、ユーロ/円は寄せ線に近い形の陰線引けとなり、寄り付き水準まで戻して引けています。上昇エネルギーに欠けるものですが、短期トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えておらず、上値トライの可能性に繋げています。上値抵抗は161.80-90,162.30-40,162.70-80に、下値抵抗は161.10-20,160.40-50,160.00-10にあります。159.50以下で終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻して下値リスクが若干高くなりますが、158.50以下で終えない限り短期トレンドは大きく変化しません。
ユーロ円日足
(移動平均線:赤21日、青120日、緑200日)
オーダー/ポジション状況
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