長期ニュートラルからやや弱気(2016年11月第三週)

ニュージーランド中央銀行は10日、政策金利を0.25%引き下げ、1.75%としましたが、

長期ニュートラルからやや弱気(2016年11月第三週)

NZ/円、短・中期はNZ強気。長期トレンドはニュートラルからやや弱気。

ニュージーランド中央銀行は10日、政策金利を0.25%引き下げ、1.75%としましたが、同日の米大統領選挙の結果を受けたドル買いの動きに、対ドルでは下落に転じています。しかし、対円では下値を切り上げる流れに変わりありません。景況感は引き続き良好ですが、NZ中銀は引き続き緩和的な政策を続ける姿勢を示しています。

チャートを見ると、日足は、10/11に付けた72.75を起点として下値を切り上げる流れを維持しており、この間に76円台乗せを見て短期トレンドは新たな上昇トレンド形成の動きに入りました。現状は76〜78円を中心とするレンジ内から抜け出しきれずに揉み合い状態となっていますが、76円超えに値を戻したことにより、収縮中であった短・中期移動平均線をしっかりと上抜けており、短期トレンドは強い状態にあります。21日、200日移動平均線は75.71と74.68に位置しており、短期トレンドをサポートしています。日足の上値抵抗は77.90-00、78.50-60に、下値抵抗は76.00-10にあります。

一方週足は、寄せ線に近い形の足で終えていますが、下ヒゲがより長く、下値トライに失敗した影響を受けやすいものであること、76円台乗せで越週したことにより、新たな上昇トレンド形成の可能性が点灯しており、短期的には下値余地が限られ易く、一段の上昇に繋がる動きが期待できます。今週は週初から上値トライの動きが先行中ですが、77.80〜78.00に一段と強い抵抗が控えていることや、月足ベースで見た強い上値抵抗も77.60〜78.00ゾーンにあり、これには一旦ぶつかる可能性に注意が必要です。

31週、62週移動平均線は74.22と76.31にあり、現状は両者をしっかり上抜けて中期トレンドもNZ強気の流れにあります。週足ベースで見た強い上値抵抗は78.50-60に、下値抵抗は76.00-10にあり、76円割れの越週とならない限り、NZ強気を維持します。一方で31ヵ月移動平均線が82.14にあり、長期トレンドは下値リスクを残した状態にあります。

NZ/円、短・中期はNZ強気。長期トレンドはニュートラルからやや弱気。

NZ/円【週足】:(11/16現在31週移動平均線は74.22にあり、これに跳ね返されてNZ強気を維持。62週線は76.31にあり、長期トレンドも変化する可能性が点灯中。)

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