ニュージーランドドル週報(2023年9月第4週)

NZドルは対米ドルで下落基調が継続、対円でも88円台の高値圏から小反落しています。

ニュージーランドドル週報(2023年9月第4週)

NZ/円、短期は“強気”。中期も“強気”。86円割れの越週で下値リスクが点灯。

21日に発表されたNZ4-6月期GDPは前期比+0.9%、前年同期比で+1.8%と市場予想を上回りましたが、為替相場はこれには反応しませんでした。注目のFOMCではFF金利の据え置きが発表されましたが、メンバーによる金利見通しが上方修正されたことから、金融引き締めが長引くとの見方が強まり10年債利回りが上昇し、ドル全面高の展開となっています。NZドルは対米ドルで下落基調が継続、対円でも88円台の高値圏から小反落しています。

チャートを見ると、日足は3/24に付けた80.44を基点として下値を切り上げる流れを維持しています。また、7/5に付けた89.69を直近高値として上値を切り下げる流れからも上抜けた位置を保っており、短期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。対ドルでのトレンドが弱い状態にあることや、88円台には強い上値抵抗が散在していることから上下動を繰り返す可能性がありますが、89円台に乗せて終えれば一段の上昇に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は88.10-20,88.40〜88.60,89.00-10に、下値抵抗は87.40-50,87.00-10,86.50-60にあります。86.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯、86円を割り込んで終えた場合は短期トレンドが“NZ弱気”に変化します。21日、120日、200日移動平均線は87.01,86.18,85.08に位置しており、短・中期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。

一方直近の週足は、小陽線で終えています。上ヒゲがやや長く上値トライに失敗しており、単体では下値リスクを内包したものですが、7月に付けた89.69を直近高値として上値を切り下げて来た流れから上抜けた位置で終えており、短期トレンドは強い状態を保っています。今週は上値トライの動きが先行しましたが88円台の抵抗をトライし切れずに小反落しています。週足の上値抵抗は88.50-60,88.90-00に、下値抵抗は87.40-50,87.00-10,86.60-70にあります。31週、62週移動平均線は85.54と85.03にあり中期トレンドをサポート中です。

NZ/円、短期は“強気”。中期も“強気”。86円割れの越週で下値リスクが点灯。

9/21現在、31週移動平均線は85.54に、62週線も85.03にあり、中期トレンドをサポート中。

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