「トランプリスク」再燃でドル円・株急落(11月2日)

昨晩海外時間に発表されたABCニュースとワシントンポストによる大統領選の共同事前世論調査の結果が、

「トランプリスク」再燃でドル円・株急落(11月2日)

「トランプリスク」再燃でドル円・株急落

昨晩海外時間に発表されたABCニュースとワシントンポストによる大統領選の共同事前世論調査の結果が、クリントン氏支持45%に対しトランプ氏の支持が46%とトランプ氏が逆転した内容であったことから昨晩の海外市場で徐々にリスクオフの動きが広がり市場はドル売り、株売りとなりました。
州ごとに選挙人を総取りする大統領選挙の仕組みから、選挙人数の多い都市部で優勢なクリントン氏の優位はいまのところ揺るがないものの、意外とも言えるトランプ氏の肉薄にいったんは沈静化したと思われた「トランプリスク」が再燃した形となりました。

アジア時間序盤104円前後で取引されていたドル円は日中日経平均株価が祝日前のポジション調整も入って300円超下落したこともあり、さらに下値を探る動きとなり、夕刻は103.48円の安値をつけています。日経平均株価も307円安の17,134円で終了。

今晩は3:00にFOMCの結果発表がありますが大統領選を来週に控え、政策、声明文ともに前回から大きな変更は無いとの見方が大勢です。政策公表後の議長記者会見は予定されていません。今晩は他に20:00からMBA住宅ローン申請件数、21:15からADP雇用統計の発表があります。それ以外に最近大統領選や金利見通しとは別に市場の重石となっている原油価格に関しても今晩23:30に公表される米国の原油在庫量変化が、事前予想で増加となっており、更なる下落が懸念されます。序盤の欧州株価指数先物は軟調に推移、海外時間の日経平均先物は一時17,030円近辺まで下落しています。

ここへ来てアメリカ大統領選は英国のEU離脱時の投票前後を彷彿とさせる様相を呈してきて不気味です。これで投票までは事前予想の結果に一喜一憂せざるを得ないボラタイルな相場を避けられなくなってきました。
ドル円のチャート上のサポートは25日移動平均の103.64、一目均衡表の雲の上限103.51、基準線の102.90あたりですが、明日は本邦祝日で市場が薄くなる中波乱含みです。

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