ドル買い一服するも、日経平均は続伸
昨晩の海外市場では米消費者信頼感指数が予想外に悪化、また、ロシア、イラクから原油減産に否定的な発言が出て原油先物が下落したことが加わって、米景気の先行きへの安心感が大幅に後退、ドル円は反落、欧米株は全面安で終了しました。
これを受けた本日の東京市場では午前中は日本株も売られたものの、ドル円が下げ止まったこともあって午後に入り切り返し、結局小幅に反発、26円高の17,391円で終了しています。ドル円も昨晩の高値104.87から反落したものの、104円台で踏みとどまった後は底堅く推移104円台前半で方向感なく取引されました。
海外時間に入り欧州の株価指数先物が軟調に始まっていることもありドル円も104円丁度近辺で下値探りの様相です。ドル買いの大きな流れに変化はないと考えられますが、底堅さを確認するため104.02にある転換線、103.51の雲の上限あたりを守りきれるかが今晩は注目されます。
原油先物価格が49ドル台の前半で取引されているところが昨日までと大きく構図として違うところで、特にイランに続きイラクも減産免除を申し入れてきているところがやや深刻です。今月28-29日にウィーンで予定されているOPECの会合でロシアも加わって話し合われる予定の減産分の割り当てとロシアの協力状況にしばらくは注目が集まりそうです。
日本は前回会合以来日銀がなし崩しに催促相場をかわす形にもっていったこともあり、しばらくは蚊帳の外です。
今晩の主な米国経済指標は20:00にMBA住宅ローン申請指数21:30卸売在庫、そして23:00に新築住宅販売件数。
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