米2月小売売上高の予想
(日本時間2023年3月15日21時30分発表予定)
本日2月小売売上高が発表されます。同時刻に3月NY連銀製造業景況指数、2月卸売物価指数などが予定されています。
さて、前回1月は予想を大幅に上回る結果になりました。ドル円相場も堅調に推移し、発表日のNY終値は134円16銭で引け、この日の高値圏となりました。その前日のCPI発表時点では132円付近でしたので、2日間で2円以上のドル高となっています。
今回2月は全体・除く自動車共にマイナス予想になっています。前月大きく伸びた反動と思われますが、下図(1)を見ると、実数は1月に高値を更新していますが、大きな伸びではなく、昨年央の高値水準とほぼ横這い程度での推移に留まっています。コロナ後の大幅な財政支援による消費拡大も一段落し、高いインフレに実質可処分所得の減少影響を受けているようです。
また、先週金曜日以降、シリコンバレー銀行やシグネチャー銀行破綻による消費心理への影響は4月頃の数値から現れると思いますが、今回予想通りにマイナスが出た場合、米10年債金利への影響を見る必要がありそうです。
(今回予想2023年3月15日8時30分現在)
実数値ベース
(1)全体
(青の矢印が今回予想値、黒い線はコロナ前の上昇トレンドライン)
(2)除く自動車
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同時刻発表の3月NY連銀製造業景況指数の予想は以下です。非常に悪い数値が続いており、製造業の回復が遅れています。下図を見ても、オレンジ色の移動平均線はまだ下降トレンドを継続しています。
(今回予想2023年3月15日8時30分現在)
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下図はユーロドルの週足チャートです。2021年5月31日週高値からの抵抗線A(=1.0245)は昨年12月12日週に上抜き、その後はユーロ高の流れになっています。
昨年9月26日週底値からのサポートB(=1.0460)とそこから平行に上げたC(=1.0900)とD(=1.1290)でユーロ高トレンドを形成しています。暫くはCとDでユーロ高を形成していましたが、2月13日週に下抜き、現在まではBとC間での推移になっています。直近のユーロ安ではBまでの下押しはありませんでしたが、ここ1〜2週間の米金利低下によりユーロが買われています。
今日の各指標から始まり、明日は注目のECB金融政策理事会が控えているので、まずこのBとC間のレンジをどちらに抜けるのかを見たいと思います。尚、CとD間には昨年4月4日週高値と1月30日週高値を結んだE(=1.1033〜54)があります。
(2023年3月15日10:25、1ユーロ=1.0732ドル)
オーダー/ポジション状況
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