東京市場のドル・円は128円台でのもみ合い、127円22銭を意識した展開か
【本日の東京市場】
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、128円85銭から128円18銭までドル安円高が進行したが、ドル安は一服し、128円台半ばで推移している。明け方のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長による「市場の利上げ打ち止め」「2023年中の利下げ転換」をけん制する発言を受けて、NY時間では、米長期金利は低下し、米ドル売りが強まった。東京市場ではドル売りが一服したものの、リバウンドも限定的。今晩の海外市場では、英中銀と欧州中央銀行の政策金利発表が控えていることから、各中銀総裁の発言内容を見極めたいとするムードがドル一段安のブレーキとなったもよう。また、ドルよりも欧州通貨に市場の関心が向かったことも影響したと見られる。
ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:128円85銭
高値:128円85銭
安値:128円18銭
終値:128円49銭
ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:141円60銭
高値:141円82銭
安値:141円24銭
終値:141円63銭
豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:91円93銭
高値:92円01銭
安値:91円63銭
終値:91円80銭
ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:159円47銭
高値:159円49銭
安値:158円89銭
終値:159円36銭
日経平均(日本時間9時―15時)
始値:27453円67銭
高値:27472円44銭
安値:27338円43銭
終値:27402円05銭
【本日の海外市場の重要指標】日本時間
21時00分:英、英中銀政策委員会(MPC)議事要旨
21時00分:英、イングランド銀行金利発表、市場予想:4.00%、前回:3.50%
21時00分:英、ベイリー英中銀総裁、発言
22時15分:欧、欧州中央銀行政策金利、市場予想:3.00%、前回:2.50%
22時45分:ラガルド欧州中央銀行総裁、定例記者会見
24時00分:12月製造業新規受注(前月比)、市場予想:2.3%、前回:−1.8%
【テクニカル分析】
日足ベースのドル・円をボリンジャーバンド(20日移動平均線(MA)、±2σ)で確認すると、1月中旬につけた−2σからの反転を試しているものの、20日MAに跳ね返されている。2022年12月15日の138円18銭と2023年1月16日の127円22銭をそれぞれ起点としたミニ三角保合いを下放れた。出来高が伴っていない下放れとなっていることから、下へのエネルギーは小さいと思われるが、目先、127円22銭の水準が強く意識されよう。仮にこの水準を下回った場合、昨年10月以降のドル売り円買いのトレンドは継続との見方が強まり、出来高を伴い下へのバイアスが強まると想定する。今は、ドル安円高のトレンド是正を期待するよりも、トレンド継続を見極める局面と考えたい。まずは出来高増加に注目する。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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