オーストラリアの10月住宅建設許可件数の予想
(今回発表予想)
11月29日12時00分現在
明日の朝、豪州の10月住宅建設許可件数が公表されます。前回9月は予想を下回りましたが、8月が前月比+23.1%(当初は+28.1%で前回下方修正)でしたので、この反動と思われます。10月予想も▼2.0%ですが、上図@の3ヶ月移動平均線(オレンジ色)を見ても上向きになっています。またAの前年比をみても今年3月底値から右肩上がりの改善となり、ようやく▼0.4%まで辿りついています。
今週は月曜日の豪州10月小売売上高が予想外の▼0.2%(予想+0.5%)になった為に豪ドルが売られました。明日の数値は予想通りになった場合、市場は連続となる前月比マイナスの数値に反応するのか、あるいは上図@、Aの様に改善傾向を見るのか、注目されます。
尚、11月の豪州中銀金融政策の記者発表要旨内では、住宅価格は下げとなっているが、利上げ継続による住宅購入意欲低下については全く触れておらず、「…金利上昇の完全な影響がまだ住宅ローンの支払いに感じられないことを認識している。より高い金利とより高いインフレは多くの家計予算を圧迫している。また消費者信頼感は下がり、住宅価格は先の大きな上昇後に下落している…」と分析しています。今後に利上げの影響が出てくる可能性ありますが、まだ大きな懸念とはなっていません。
豪ドル米ドルの相場はシカゴポジション362を御参照願います。
(11月29日15:20、1豪ドル=0.6703米ドル)
オーダー/ポジション状況
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