ニュージーランドドル週報(2022年9月第1週)

NZドルは対米ドルで続落、対円では値幅が狭いながらも堅調に推移しています。

ニュージーランドドル週報(2022年9月第1週)

NZ/円、短期はNZドルやや強気。84円割れで変化。中期は“強気”。

今週はNZ独自の注目材料はありませんでしたが、先週末に行われたパウエルFRB議長の講演内容がタカ派的な内容で、金融引き締め策が長期化するとの思惑から、長期金利が上昇し、ドル全面高の動きとなっています。NZドルは対米ドルで続落、対円では値幅が狭いながらも堅調に推移しています。

チャートを見ると、日足は1月につけた75.24を基点として下値を切り上げて来た流れを維持していますが、ドル全面高の中でNZドルが対ドルで下落基調にあることから、NZ/円も84.50〜85.50を中心とする狭いレンジ内で上下動を繰り返す展開となっています。短期トレンドは“NZ強気”の流れを維持していますが、8/15の値幅のやや大きい陰線(高値86.13)が上値を抑えた形となっており、これを上抜けて来るまでは、上値余地も拡がり難い状態です。

一方下値は84.40-50,84.00-10に強い抵抗があり84.00を下抜けて終えない限り、短期トレンドも変化しません。日足の上値抵抗は85.10-20,85.50-60,86.00-10に、下値抵抗は84.40-50,84.00-10にあります。86円台を回復して終えれば下値リスクが後退して一段の上昇へ。逆に84円を割り込んで終えた場合は“NZ弱気”に変化して、下落幅拡大に繋がり易くなります。21日移動平均線は84.94にあり、これを挟んで上下動を繰り返していますが、120日、200日線は84.48と81.73に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れを維持しています。

一方直近の週足は値幅の小さい陰線引けとなり、小幅続落しましたが、下げエネルギーの強いものではなく、また、下値を切り上げる流れにも変化が認められず、上値トライの可能性に繋げています。今週は週初から上値トライの動き先行していますが、86円の壁を前にして足踏み状態となっています。週足ベースで見た上値抵抗は85.40-50,86.00-10に、下値抵抗は84.00-10,82.00-10にあります。86円台に乗せて終えれば新たな上昇トレンド入りの可能性が点灯、逆に84円割れで越週した場合は短期トレンドが変化して82円方向への新たな下落リスクが生じます。31週、62週移動平均線は83.10と80.50あり、中期トレンドをサポート中です。

NZ/円、短期はNZドルやや強気。84円割れで変化。中期は“強気”。

9/1現在、31週、62週移動平均線は83.10と80.50にあり、中期トレンドをサポート中。

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