米2月鉱工業生産指数の予想(2022/3/17)

本日は、2月鉱工業生産指数(IP)と同設備稼働率(CU)が発表されます。

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米2月鉱工業生産指数の予想(2022/3/17)

米2月鉱工業生産指数の予想

(日本時間2022年3月17日22時15分発表予定)

本日は、2月鉱工業生産指数(IP)と同設備稼働率(CU)が発表されます。前回1月はIP及CU共に予想を越えました。2月は小幅ながらも拡大予想になっています。下図を見ると、第1四半期の製造業に関する先行指標はあまり芳しくなく、特に15日発表のNY連銀製造業景況指数(NY)は遂にマイナスとなりました。移動平均線(オレンジ色)もマイナス領域に入っています。もしこの傾向が続けばいずれIPも下がってくることになります(図中の〇印の傾向)。また、CUは2018年〜19年に80%近くまでの稼働率がありましたが、次第にその数値に接近しています。ウクライナ戦争が長期化すると、世界的に経済が落ち込み、かつ供給チェーン混乱も続いており、リセッションの可能性も頭の片隅におく必要が出てきそうです。

米2月鉱工業生産指数の予想

(今回予想2022年3月17日10時00分現在)

鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数

鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数

(青の矢印が今日の発表値予想)

下図はユーロドルの月足チャートです。2007年底値から上げたサポートA(=1.0800)に沿って緩やかなユーロ高になっています。ここから平行に上げたB(=1.2435)とC(=1.2880)でトレンドラインを形成しています。このAとB・Cのレンジ間で1〜3のサポートや抵抗線を切ると、レンジ上下限方向への動きになっています。今回は4(=1.1430)の抵抗線でユーロ安が継続し、下限はAまでトライしたことになります。従い、現状ではAと4のレンジになっています。4は1ヶ月で60ピップス下落するので、4月には1.1370付近まで下がります。
もし相場がAを切れてしまえばこの緩やかなユーロ高は終了しますが、逆に維持できれば4方向への流れがいずれ出てくることになります。

鉱工業生産とNY連銀製造業景況指数 2枚目の画像

(2022年3月17日13:10 1ユーロ=1.1034ドル)

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