ユーロドル続落、1.12を割り込み昨年安値に迫る
27日の東京市場でユーロドルは続落。朝方1.1240レベルで取引が始まったユーロドルは、序盤は横ばい推移しましたが、その後緩やかに値を下げる展開となりました。夕刻欧州勢参入後は一段とドル買いが強まり、1.12割れ。一時1.1193の安値をつけた後、東京時間18:30現在は1.1199レベルで取引されています。
FOMC後のパウエル議長の記者会見での想定以上のタカ派姿勢に米長期金利は上昇、主要株価指数は下落、為替市場ではドル全面高の反応となり、ユーロドルも一方向で売られた形です。
ただ、各市場とも十分材料として消化しきれておらず、均衡点を探る動きが続いています。
テクニカルにはユーロドルは昨年11月につけた1年4か月ぶりの安値1.1186に接近中。俄かにユーロ売り地合いが強まっており、この水準を下抜けると1.10台半ばまでサポートらしいサポートが見当たらない状況です。
序盤の欧州主要株価指数はまちまち。今晩欧米市場で株式市場の連鎖安が続くか否かは今後の為替市場の方向性を占ううえでも重要なポイントであり、注目されます。この後海外時間は、22:30に米4QGDP速報値、新規失業保険申請件数、耐久財受注の発表が予定されています。
ユーロドル日足
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