米国第4四半期GDP速報値の予想
日本時間2022年1月27日22時半発表予定
(今回発表予想)1月27日11時00現在
本日、米国第4四半期GDP(4Q)が発表されます。前回3QはGDPが予想以下でしたが、個人消費は堅調、PCEコアも予想を上回り、高インフレを伺わせる結果になりました。
今回4Qは3項目全てが大きく伸びる予想になっています。特にGDPは+5.5%となり、予想レンジ上限は+8.3%まであります。アトランタ連銀GDPナウは昨日26日に改定値が発表され、4Q・GDPは+5.1%(1月19日現在)⇒+6.5%(同26日現在)と大幅に上方修正されました。要因は全米不動産協会指数の上昇、国内民間総投資が前回の18.6%から28%に伸びたことを挙げています。最近予想を下回る不冴えの経済指標が続いていましたが、今日のGDPはこの6.5%±α位までの上振れは見ておいた方が良さそうです。但し、それでも(2)チャートの実数値ではコロナ前を少し超えただけで、黒のトレンドまでは達していません。
そして注目の四半期PCEコアは+4.9%予想で、インフレはまだかなり高いことが予想されています。明日金曜日に12月PCEコアが発表されますが、現在の予想では+4.8%で、FRBの12月時点の年末予想+4.4%(2021年12月末)を越えることになります。もし結果通り以上なら、昨日のFOMCに続き金利上昇材料になりそうです。
下図はユーロドルの週足チャートです。昨年5月下旬からの抵抗線A(=1.1730)とそこから平行に下したB(=1.1060)でユーロ安トレンドを形成しています。このトレンド内に6月上旬高値からの抵抗線C(=1.1390)がありましたが、一時ここを越えて、ユーロ安トレンドライン内でA方向への戻り高を試す流れに入り掛けていましたが、結局実体で上抜けすることが出来ず、更に昨年11月下旬底値からの緩やかなユーロ高トレンドD(=1.1290)も、昨日下抜けました。現在の流れは横サポートE(=1.1180)方向のトライにいます。もしここも切れてしまうとトレンドラインB方向への動きになります。上値はCを越えることが必要です。
(1月27日13:30、1ユーロ=1.1226ドル)
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