豪州政策金利決定会合要旨
豪州準備銀行(中銀)政策金利
従来の1.75%から0.25%の利下げを実施し1.50%に決定。(市場の予想通り)
(中銀の委員会要旨)
今回の会合で、委員会はキャッシュレートを25ベーシス下げ1.5%とし、8月3日から実施することを決めた。
世界経済は上昇を続けているが、平均以下のペースに留まっている。いくつかの先進国は過去と比べ改善している。しかし、新興国の経済状況はより困難なものとなっている。
商品価格は下げ止まったが、過去と比べて低い水準におかれ、過去の豪州貿易条件と比較して、まだまだ低い位置にいる。
国内経済において、企業投資が大きく落ち込んでいるにも関わらず、最近の経済指標は緩やかなペースで拡大を続けている。輸出同様に内需の分野で平均以上の拡大を見せている。労働市場はミックスな状態である。
また、最近の経済指標はインフレが極めて低いことを確認している。労働コストは低く抑えられている。
低金利は内需や為替レート安を支えてきた。これらの要素が経済を必要な調整に向かわせることを手助けしてきた。但し、これまでの通貨高がこの状況を複雑にしている。
低金利が住宅市場の借入基準を強化し、住宅価格は上昇しているが、幾つかの分野で貸し手は慎重な態度を示している分野もある。
あらゆる状況を勘案し、委員会は経済の持続的成長にむけて決定を下した。今回の緩和によって経済状況は改善され、インフレが目標方向に向かうと考えている。
(要旨以上)
(注)豪州中銀金融政策会合要旨は一部を和訳したものであり、詳細は金融政策要旨本文をお読みください。
低金利が住宅市場の借入基準を強化し、住宅価格は上昇しているが、幾つかの分野で貸し手は慎重な態度を示している分野もある。
あらゆる状況を勘案し、委員会は経済の持続的成長にむけて決定を下した。今回の緩和によって経済状況は改善され、インフレが目標方向に向かうと考えている。
(要旨以上)
(注)豪州中銀金融政策会合要旨は一部を和訳したものであり、詳細は金融政策要旨本文をお読みください。
豪ドル対米ドルは1豪ドル=0.7540米ドル付近で推移していましたが、金融政策発表後、瞬間に0.7490付近まで急落しましたが、市場の予想通りの金融政策に0.75台を回復しています。この0.7520絡みは重要なサポートで、切れても0.7410〜20サポートは強くなっています。
豪州中銀は豪ドル高には相変わらずの懸念をもっていますが、現在は対米ドルで直近高値だった0.7673方向トライの流れになっています。交易条件としては中国との為替レートが重要となります。人民元はある程度米ドル連動になっているので、対米ドルでの豪ドル高は容認できないと思われます。豪ドル高に行った場合は小まめな対応が必要になりそうです。(8月2日14時00分、1豪ドル=0.7519米ドル)
尚次回金融政策会合は9月6日(火曜日)に予定されています。
(中銀キャッシュレート推移)
オーダー/ポジション状況
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