ユーロドルFOMC後の急落で1.20割れ、欧州勢参入後に一段安 (6/17夕)

17日の東京市場でユーロドルは横這い後に下落再開。

ユーロドルFOMC後の急落で1.20割れ、欧州勢参入後に一段安 (6/17夕)

ユーロドルFOMC後の急落で1.20割れ、欧州勢参入後に一段安

17日の東京市場でユーロドルは横這い後に下落再開。本日未明のFOMC結果公表におけるFRBの「タカ派転換」により急落した余波で、朝方1.1995レベルで取引が始まったユーロドルは、東京時間に入ってからも1.1984レベルまで安値を更新する動きとなりました。その後は夕刻まで1.2000をはさんでの小幅な値動きに終始しましたが、夕刻欧州勢参入後再度下値を試す動きとなり、一時1.1936の安値をつけた後、東京時間18:30現在は1.1950レベルで取引されています。

昨晩の海外市場では注目されたFOMCにおいては、予想外に、一部政策関連金利の引き下げ、ワクチン接種拡大を踏まえた声明文のコロナウイルスによる経済の悪影響表現緩和、参加者の金利見通しの上方修正、とりわけ2023年末までの0.5%の利上げ予想、パウエル議長のこれまでにない、インフレリスク認識とテーパリング示唆等、予想外のタカ派材料目白押しの状況となりました。これを受けて市場では米長期金利が急騰。為替市場もドル全面高となり、ユーロドルは1.21台前半から1.20割れのレベルに100pips以上下げて東京時間を迎えました。

テクニカルにはユーロドルは、未明の急落で一目均衡表の「雲」の中に突入。当面のサポートとみられていた90日移動平均線も下抜けて、1.1994の200日移動平均線でようやくいったん下げ止まった形です。ただ、本日はすでに200日移動平均線も割り込んで来ており、さらに直近安値5/5の1.1985やほぼ同水準の年初来安値からの半値戻し等重要なチャートポイントを次々と割り込んで下げ止まらない状況です。この後のターゲットは、一目均衡表の「雲」の下限の1.1943(一時突破)や上記フィボナッチの61.8%戻し1.1919等。
FOMCを契機に相場の流れが大きく変わった可能性があり、今後の市場動向とりわけ米長期金利の動きには要注意です。

序盤の欧州主要株価指数は軟調なスタート。今晩この後は21:30に米フィラデルフィア連銀製造業景況指数、21:30には米新規失業保険申請件数、23:00米5月景気先行指数の発表があります。

ユーロドルFOMC後の急落で1.20割れ、欧州勢参入後に一段安

ユーロドル日足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る