ニュージーランドドル週報(2021年6月第2週)

NZドルは小動きながらも、対ドル、対円で若干上値を切り下げています。

ニュージーランドドル週報(2021年6月第2週)

NZ/円、強気を維持。78円割れで終えた場合は短期トレンドに変化。

今週はNZ独自の注目材料はなく、また新規材料にも欠ける中で、アメリカの早期金融緩和縮小の可能性が後退して長期金利が低下傾向を強める中、NZドルは小動きながらも、対ドル、対円で若干上値を切り下げています。

チャートを見ると、日足は、5/27に付けた80.18を直近高値としてじり安の展開が続いていますが、個々の足は下げエネルギーの強いものではありません。短期トレンドにも変化が生じておらず、調整的な下げの範囲内に留まっています。一方で、79円台前半にやや強い上値抵抗が出来ており、79.30超えで終えるまでは上値余地も拡がり難い状態です。また、現状は78円台の下値抵抗を守っていますが、78.50割れで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。さらに、78円割れで終えた場合は短期トレンドが変化します。日足の上値抵抗は79.20-30,79.60-70,80.00-10に、下値抵抗は78.50-60,78.00-10にあります。21日移動平均線は78.95にあり若干下抜けていますが、“ダマシ”の範囲内にあります。また、120日、200日線は77.03と74.71に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流を維持しています。

一方直近の週足は、小陰線で終えており、続伸には繋げられませんでしたが調整的な押しの範囲内に留まっています。今週は続落のスタートとなっていますが、11日の14:30時点では下値抵抗を守った状態にあります。週足の下値抵抗は78.50-60,78.00-10にありますが、78.50割れで越週した場合は昨年10月に付けた68.87を基点とするサポートラインを若干下抜けて、下値リスクが点灯します。さらに78円割れで越週した場合は昨年3月に付けた59.51を基点とする中期的なサポートラインを下抜けることにより、一段の下落リスクが生じます。週足の上値抵抗は79.20-30,79.70-80,80.10-20に、下値抵抗は前述の78.50-60,78.00-10にあります。31週、62週移動平均線は76.23と72.50にあり、中期トレンドは“NZ強気”の流れに変わりません。

NZ/円、強気を維持。78円割れで終えた場合は短期トレンドに変化。

6/10現在、31週移動平均線は76.23に62週線は72.50にあり、中期トレンドは“NZ強気”の流れにある。

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