過去5年間の豪州NZ株式及び為替の動き
(1)豪州株価指数とNZ株価指数推移(2016年7月19日現在)
豪・NZ共に上半期の利下げで株価は依然として好調さを維持しています。両国の株価は6月にBrexitの影響で下落しましたが、7月に入り再上昇しています。NZ株指数は最高値を更新し、豪州株は青のラインを越えて下落トレンドを脱しています。ただ緑の横ラインを越えておらず、高値を更新していません。豪州自体は脱資源主体の成長に切り替わり、堅調な内需に支えられています。
豪州・NZ共に、低インフレから先行きの緩和基調を崩していません。緩和基調継続は株価に好材料となっています。
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(2)豪ドルNZドル為替推移(青)と2国間株価指数比(オレンジ:上図の指数推移を「豪州株÷NZ株」で表したもので、上方は豪州株高、下方がNZ株高
上図(2)の株価指数比(オレンジ色折れ線)は完全に横ばいとなり、豪州株とNZ株の上昇・下落の割合が同等になっていることを示しています。為替も2015年以降は横ばい続けており、最近は少し豪ドル高NZ安の流れに入っています。2015年以降、株価指数比と豪ドル/NZドルの相関が崩れて一方的なNZ株高になってきましたが、この両線が相関性を持って動いていくのか注目されます。
その為替ですが、豪州ドル/NZドルは、2015年4月につけたNZ高値(1豪ドル=1.0050NZドル)を狙うかの様に、7月8日には1.0310付近の底値を付けて、現在は1.06台まで反発しています。大きな意味で2番底を付けたのかはまだ確認できていませんが、8日時点では下ヒゲ長い典型的な十字線で終わっており、目先は底打ちした可能性が高くなっています。また、右肩下がりのフォーメーションを上抜けているので、1.09〜1.10方向が視野に入っています。
但し、ここ数日は上ヒゲ長い線で終わっているので、豪ドル上げの調整が入るかもしれません。下値は1.05にサポート出来ており、割れると直近底値の1.03が次のポイントになります。そこまで押してくれれば豪ドルは買いになりそうです。株価指数が豪州株≧NZ株になってくれれば豪ドル高方向が確認できると思います。(7月20日16:15現在、1豪ドル=1.0615NZドル)(前回は6月22日掲載)
オーダー/ポジション状況
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A$シカゴポジション(2016年7月12日現在)
シカゴは豪ドルポジションをロング16,000枚強まで積み上げてきました。
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