ユーロドル横ばい後に急伸米長期金利一段と低下 (3/11夕)

11日の東京市場でユーロドルは横ばい後に急伸。

ユーロドル横ばい後に急伸米長期金利一段と低下 (3/11夕)

ユーロドル横ばい後に急伸、米長期金利一段と低下

11日の東京市場でユーロドルは横ばい後に急伸。朝方1.1925レベルで寄り付いたユーロドルは、日中はECB理事会を控え様子見気分の強い動きとなりました。しかし、欧州時間に入って米長期金利が急落、時間外の10年物米国債利回りが1.5%を割り込むとドル売りが加速し、一時1.1969の高値をつけ、東京時間18:30現在は1.1959レベルで取引されています。

昨晩海外市場では発表された2月の米CPIが事前予想に届かず、米長期金利が低下したことに伴いユーロドルは1.19台前半を回復してアジア時間につなぎました。
米追加経済対策法案が12日に成立する見込みとなり景気刺激効果への期待にNYダウが終値での史上最高値を更新するなど、リスクセンチメントが改善したこともユーロドルを支えました。

テクニカルにはユーロドルは、200日線を足掛かりとした反発傾向が鮮明となってきています。目先のターゲットは1.1974に転換線が下降中。1.20台半ばの21日線はまだちょっと遠い感じです。
市場は今晩のECB理事会待ち。政策の変更があるタイミングではありませんが、米国の長期金利上昇を意識して何らかのスタンス変更乃至、確認があるかが注目されます。最近はユーロが下落傾向にあったため、為替の水準に懸念を表明すること等はないと思いますが、ラガルド総裁の質疑等は要注目です。

序盤の欧州主要株価指数は概ね堅調を維持していますが、ECB理事会を前に前日終値付近で様子見状態です。その中で独DAX指数はマイナス圏で取引されています。今晩この後21:45 にECB政策発表、22:30 ラガルドECB総裁会見、22:30には米国新規失業保険申請数の発表があります。

ユーロドル横ばい後に急伸、米長期金利一段と低下

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