3. A$シカゴポジション(2021年2月16日現在）

A$シカゴポジション(2021年2月16日現在）

シカゴは豪ドルショートを膨らませてきました。といってもまだネットで2,800枚のショートですから、相場観は持っていない様です。

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A$シカゴポジション(2021年2月16日現在）

シカゴポジション（CME）270

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

シカゴポジション（CME）270

主要通貨ポジション（単位：枚）(2021年2月16日現在の数値)

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、＋数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位（１枚当たり）：豪ドル/米ドル＝100,000豪ドル、NZドル/米ドル＝100,000NZドル

前週のシカゴは円独歩安の展開で、シカゴ締日を挟んでドル円のドル高値を付けましたが、シカゴは僅かとはいえ、円買いを行い、ドルショートを膨らませています。まだまだドル先安の相場観を維持しています。

シカゴは豪ドルショートを膨らませてきました。といってもまだネットで2,800枚のショートですから、相場観は持っていない様です。しかも締日以降の先週金曜日に豪ドルは大きく買われているので、明日の締日では再度スクエア方向になっているかもしれません。逆にショートを膨らませれば、逆張り志向になっていく可能性があります。先週同様にまず±5,000枚を目途にその時点での相場と照らし合わせて先行きを見たいと思います。内訳はロング1,300枚減、ショート1,300枚増で、差し引き2,600枚のショート増、総枚数では変わっていません。チャートを見ると、赤の豪ドル高ウェッジを形成しており、0.7690〜0.8150付近にあります。緑の抵抗線は0.7770にあり、現在のスポットはこれを100ピップス以上も抜いているので、明日の締日までにこれ以下に落ちないとウェッジの上限方向狙いに入ります。シカゴが売り上がったのか、スクエアに戻したのかを注目します。もし前者なら豪ドルはまだ暫く堅調となりそうです。

さて、実際の相場は過去の豪ドル高トレンドラインが0.7890〜0.8080まで上がっており、先週まではかなり上値まで値幅がありましたが、現在はそのトレンドラインに回帰するか、抵抗線として維持するのかの位置にいます。今日は0.7870に窓を空けて豪ドルが上昇しているので、窓を埋めて0.7820未満まで下がるとここが抵抗線になります。逆にここを埋めずに今週推移すると、トレンドライン内の抵抗線を試す流れが先行します。この場合は0.7950、0.8000〜10、0.8050〜60、0.8130〜40の各抵抗線になります。今週は月足もできますので、現在の大陽線がどの様に変わるのか注目します。

シカゴポジション（CME）270 2枚目の画像

（1豪ドル＝0.7880米ドル、2月22日13:00）

オーダー/ポジション状況

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