ニュージーランドドル週報(2021年2月第2週)

NZドルは対米ドル、対円で堅調に推移しています。

ニュージーランドドル週報(2021年2月第2週)

NZ/円、“NZ強気”。76円台に中期的な上値抵抗あり。

今週は新規材料難の中、NZ経済の底堅さや、米追加経済対策への期待感を材料にリスク選好の動きが継続し、NZドルは対米ドル、対円で堅調に推移しています。

チャートを見ると日足は、昨年10月に付けた68.87を基点として下値を切り上げる流れを維持しています。またこの間に適度なガス抜きで調整的な押しも入っており、日足の形状は崩れておらず、強い状態を維持しています。一方で、対米ドルでは0.7250-60,0.7280-90に強い上値抵抗があり、これを上抜けきれていないことから、0.73台定着を見るまではNZ/円も急伸に繋がり難いと見られます。また現状下での可能性はまだ低いと見ますが、74.50割れで終えた場合は、日足の形状が悪化して下値リスクが点灯、74円割れで終えた場合は短期トレンドが変化して一段の下落に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は76.10-20,76.30-40,76.70-80に、下値抵抗は75.10-20,74.50-60,74.20-30にあります。74円割れで終えた場合は短期トレンドが変化します。21日移動平均線は75.00に、120日、200日線も72.25と70.92に位置しており、短・中期トレンドは“NZ強気”の流れにあります。

一方週足は、3週連続陽線引けとなり、下値を切り上げる流れを持しています。今週は76円超えをトライする動きが先行していますが、最初のトライは失敗に終わっています。下値を切り上げる流れには変化が認められず76円台の抵抗を再度トライする動きが強まると見られますが、76.30〜76.80ゾーンに中期的な上値抵抗が控えており、何度か失敗する可能性も高いポイントです。また、74円割れで越週した場合は、短期トレンドが変化して下値リスクがやや高くなりますが、中期トレンドは強い状態にあり、70円割れで越週しない限り、大きく変化しません。週足の上値抵抗は76.30-40,77.00-10に、下値抵抗は75.00-10,74.20-30にあります。31週、62週移動平均線は71.86と70.14に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れに変わりありません。

NZ/円、“NZ強気”。76円台に中期的な上値抵抗あり。

2/11現在、31週移動平均線は71.86に62週線は70.14にあり、中期トレンドは“NZ強気”の流れにある。

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