政府は、G7首脳宣言の骨子を公表
日本政府が先程公表したG7首脳宣言の骨子の中で、為替に関しては、
「為替レートの過度な変動や無秩序な動きは、経済・金融の安定に悪影響を与えうる」
「為替市場での行動に関して緊密に協議する」
「為替レートは市場において決定されるとのコミットメントを再確認」
との記述がありました。
これらの記述に対して市場の反応は
当初、為替介入に対する認識がやや緩んだと受取り
ドル相場はドル円で一時110.00近くまで買い進まれました。
その後、
日本の円売り介入が実質的に封印されている状況に変わりはないとの見方が優勢となり
ドル円の上昇は110.00近くまで上昇後、伸び悩んでいます。
因みに
安倍首相が昨日、主要国首脳会談(伊勢志摩サミット)で、昨今の市場の価格の下落幅がリーマン・ショック時に匹敵という表現をしたことが、市場で話題になっています。
サミット参加国の一部から、リーマン・ショックを引き合いに出すのには違和感を感じるとしているからです。
安倍首相の意図としては、リーマン・ショック時に匹敵する大変な状態にあるので、だからG7の総意として
財政出動を、という流れに持って行きたいのでしょうけれど、そういう流れにはなっていません。
例えばドイツは従来から現状での財政出動には消極的で、今月初めに今回のサミットの根回しにドイツを訪問した安倍首相に対してメルケル独首相は、「ドイツは財政出動のフロントランナーではない」と述べています。
先に仙台で行われたG7財務相・中央銀行総裁会議でもドイツは財政出動に慎重な姿勢を見せていました。
どうも、財政出動は、日本の単独での行動になりそうです。
またその規模も問題で、当初話題にされていた5〜10兆円から、先日の田中幸三議員の20兆円発言、更に昨日は40兆円発もあり、こうして大きな数字だけが独り歩きして織り込まれていくと、結果失望となってします展開に要注意です。
一方、財政出動に消極的なドイツのメルケル首相は、今月初旬にサミットの根回しに訪れた安倍首相の財政出動要請に対して、ドイツは「財政出動のフロントランナーではない」と述べ、仙台で行われた主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議でもドイツは財政出動に慎重な姿勢を見せていました。
どうも、財政出動は、日本の単独での行動になりそうです。
またその規模も、当初話題にされていた5〜10兆円から、先日の田中幸三議員の20兆円発言、さらに昨日は
40兆円との発言があったとかなかったとか。こうして大きな数字だけが独り歩きして織り込まれ、挙句失望として反応との展開に要注意でしょう。
オーダー/ポジション状況
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