NZ中銀住宅市場抑制措置見送りでN$上昇
ニュージーランド中銀は11日に公表した半期に一度の「金融安定性報告書」を公表、住宅市場における不均衡の拡大が将来的に金融の安定を損なうリスクに関し懸念を示しました。
公表後の記者会見でウィーラー総裁は今後住宅市場の需要を抑制するための追加措置について必要かどうかの見極めを行うとしています。
ニュージーランドでは牛乳価格の下落等で主産業の農業が低迷する中、金融緩和の影響や海外からの需要からオークランドを中心に住宅市況は活況が続いています。これに対し昨年10月に同中銀はローン資産価値の高い住宅ローンいついて融資総額の10%との上限を設けて市場の過熱の抑制を試みましたが、おさまらず一部では本日何らかの追加措置がとられるのではないかとの見方も出ていました。
今回の報告と会見では住宅市場の加熱への懸念は示されたものの、逆に追加措置の方法も導入時期もいまだに未検討であることが明らかになったため、発表後ニュージーランドドルは対ドル、対円ともにショートカバーで上昇、対円では一時74.50を抜けてましたが、その後はドル円がやや円高に振れたこと等もあり上昇前の74円割れの水準に戻っています。
関連記事
-
南アフリカランド(ZAR)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.12.07
南アランド円週報:『南アGDPはマイナス成長を記録。来週は南アフリカのインフレ指標に注目』(12/7朝)
南アランドの対円相場(ZARJPY)は、11/7に記録した約4ヵ月ぶり高値8.86円をトップに反落に転じると、今週初に、一時8.18円(9/20以来の安値圏)まで急落しました。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.12.07
トルコリラ円週報:『リセッションと高インフレの二重苦で弱含み。来週も続落リスクに要警戒』(12/7朝)
トルコリラの対円相場は、今週前半にかけて、約2ヵ月ぶり安値となる4.27円(10/4以来の安値圏)まで急落しました。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.12.07
来週の為替相場見通し:『日米金利差縮小で円キャリートレードの巻き戻しが活発化』(12/7朝)
ドル円は11/15に記録した約3カ月半ぶり高値156.75(7/23以来の高値圏)をトップに反落に転じると、今週前半にかけて、一時148.64(10/11以来の安値圏)まで急落しました。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2016.05.11
NZ・PMI指数(2016年5月11日)
NZ・PMI指数(企業景況感指数) (日本時間2016年5月12日朝7時30分発表予定)
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2016.05.09
N$シカゴポジション(2016年5月3日現在)
NZドル/米ドルのポジションは2,000枚弱積み増ししました。豪ドル/米ドルに比べてNZドルは堅調になっています。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。