ユーロドル1.1300挟み 欧州製造業PMIで一時乱高下
21日の東京市場でユーロドルは1.13近辺で方向感無く推移。
昨晩はフィラデルフィア連銀景況指数、景気先行指数等の米指標が不冴えであったことから夜間にユーロ買いが進む展開となり、一時1.1317までユーロ高が進みました。
その後は方向感を失い本日日中も1.1300挟みで方向感のない動きとなりましたが、夕刻発表された独、仏の6月の製造業PMIがいずれも事前予想を上回ったことから再度上値試しとなり1.1316と前日高値に迫りました。しかしその後発表されたユーロ圏の同PMIは予想に届かず反落。東京時間19:00現在は再び1.1300近辺での取引です。
最近頓に(とみに)ユーロ相場を動かすことの多くなった欧州の製造業PMI指数ですが、今回も為替はそこそこの反応を見せました。ただ、注目度はやや低いながら同日に米国のPMIも発表され、同方向の結果が出た場合には変動分をそのまま戻す動きも過去には見られたことから、今晩22:45の米6月製造業PMIも要注意です。
テクニカルにはユーロドルは1月からの下降トレンドの上限に接近中。上方向のレジスタンスは引き直したトレンドラインの上限が1.1329レベル、その上は200日移動平均線の1.1351。一方サポートは昨日の上昇で突き抜けた日足の一目均衡表の「雲」の上限が1.1280。21日移動平均線の1.1236、「雲」の下限1.1213あたりはやや遠そうです。
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