シカゴポジション(CME)183
主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年6月11日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
シカゴの豪ドルのポジションは前週と全く変わらず、ネットショート63,300枚のままとなっています。しかしながら内訳はロング3,900枚弱減少、ショート3,900枚の減少となり総枚数で7,800枚のポジション縮小になっています。ショートカバーと損切りを行ったようです。
チャートを見ると、赤の豪ドル安トレンドを一度下抜けその後回帰しましたが、先週の締日にサポートで止まり、現在のスポットは再度ラインを下抜いています。豪ドルはポジション調整買いをしましたが戻りきれず、弱い状態になっています。明日の終値で0.6930以上無いと豪ドル一段安狙いは変っていません。
実際の相場は豪ドル安トレンドラインが今週は0.6855〜0.7105米ドルで始まっており、1週間で約20ピップス強の下落ですので、現状のスポットからは45〜50ピップス程度下値余地があります。また、現在のスポットは年初の長い下ヒゲ0.6745〜0.6980米ドル内で推移しているので、当面はダブルボトム0.6745米ドル狙いになっています。
このトレンドラインの下限抜けになると、下落が早くなる可能性が出てきます。切れた場合のサポートは0.6820、0.6780〜90米ドルにあります。上値は0.6980〜90米ドルの抵抗線が非常に重くなっています。
0.70台に乗せて終わると、ある程度豪ドルの戻り高期待が出てきます。この場合でも0.7030、0.7060米ドルに抵抗線が控えており、後者を抜けないと本格的な豪ドル安調整からの買戻しにはなり難くなっています。従い、シカゴの豪ドルショートポジションもまだ6万枚以上をキープしていますが、中々、買戻しを始める水準を越えていけない状態が続いています。
(1豪ドル=0.6879米ドル、6月17日13:40現在)
シカゴ豪ドルポジションと締日終値のチャート
直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。
棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.12
ドル円153円台後半、米金利先高観強く一時154円乗せ (11/12午前)
12日午前の東京市場でドル円は上昇後に小幅反落。
-
ユーロ(EUR)の記事
Edited by:川合 美智子
2024.11.12
ユーロ円 短期トレンドが変化。上値余地が限られる可能性(24/11/12)
ユーロ/円は164円台半ばから163円台後半に押し戻されて引けています。
-
トルコリラ(TRY)の記事
Edited by:上村 和弘
2024.11.12
トルコリラ円見通し ドル円の反発で戻したが、米大統領選後の乱高下続く(24/11/12)
トルコリラ円の11月11日は概ね4.48円から4.40円の取引レンジ、12日早朝の終値は4.47円で先週末終値4.40円から0.07円の円安リラ高だった。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:川合 美智子
2019.06.13
オーストラリアドル週報(2019年6月第2週)
6/13に発表されたオーストラリア5月の失業率は5.2%(市場予想:5.1%)、新規雇用は+4.23万人(同:1.75万人)となりました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。